勤怠管理と給与計算は、まとめるか別々か:月末の転記をなくす選び方

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監修
室長TAKA(公認会計士)
監修26.10.21TAKA

会計・税務に関する記述は、公認会計士が確認しています。個別の判断は、顧問税理士または所轄の税務署にご確認ください。

タイムカードやExcelで勤務時間を集計し、給与ソフトに手で入れ直している会社の社長に向けた記事です。勤怠管理と給与計算を1つにまとめるか、別々の製品をつなぐかを、各社の公式サイトの記載で比べました。

診断結果

対象:社員5〜50人で、勤怠の集計と給与計算を手作業でつないでいる会社

  • 迷ったら、勤怠のデータを給与計算にそのまま取り込める組み合わせを選ぶ。1つの製品でも、同じシリーズの2つの製品でも、月末の転記がなくなります。
  • 店舗、工場、外回りが多い会社など、打刻の方法やシフトを重視するなら、勤怠に強い製品を選ぶ。給与は、勤怠のデータを取り込める製品と組み合わせます。
  • 勤怠システムを入れても、就業規則どおりに設定しなければ残業代は正しく計算されません。割増の率や労働時間の制度の設定を、社会保険労務士と確かめます。

まとめ方は3つある

勤怠管理と給与計算のつなぎ方は、大きく3つに分かれます。

  1. 1つの製品で両方を行う:KING OF TIMEは、勤怠・人事労務・給与計算が1人あたり同じ料金に含まれます。freee人事労務は、スタンダード以上で勤怠の打刻まで使えます。弥生給与 Nextは、どのプランにも勤怠管理(弥生勤怠 Next)が付いています。
  2. 同じシリーズの2つの製品をつなぐ:ジョブカンは勤怠と給与が別の製品で、まとめた「勤怠・給与パック」もあります。マネーフォワード クラウドは、勤怠と給与がどちらも同じ契約の基本料金に含まれます。勤怠で集計したデータは、給与の画面から取り込みます。
  3. 別々の会社の製品をつなぐ:勤怠の製品から、給与ソフトの形式に合わせて勤務データを出力します。KING OF TIMEとジョブカン勤怠管理は、ほかの給与ソフト向けの出力に対応しています。

どの形でも、月末に勤務時間を手で入れ直す作業がなくなれば目的は果たせます。違いが出るのは、打刻の方法、給与と労務の機能、会計ソフトとのつながり、料金です。

料金

料金は、各社の公式の料金ページと照合した台帳の値です。

勤怠と給与を1つの製品で行う3社の料金
プラン料金
KING OF TIME照合
ワンプライス初期費用0円。勤怠管理に加えて、人事労務・給与計算・データ分析・システムログも追加料金なしで使える(単体での契約はできない)。最低利用人数なし、1名から300円/1ユーザー・月(税抜)
無料の試用
30日間
インボイス制度
対象外
電子帳簿保存法
未確認
補助金の対象
未確認
freee人事労務照合
ミニマム年払いの場合。5名から使え、5名分の料金は年払いで月2,000円(月払いは月2,600円)。固定時間制の給与計算、Web給与明細、管理者だけで行う年末調整400円/1ユーザー・月(税抜)
スターター年払いの場合。5名分は年払いで月3,000円(月払いは月3,900円)。ミニマムに加え、変形労働などの計算、従業員が入力する年末調整、入退社の手続き、社会保険の電子申請600円/1ユーザー・月(税抜)
スタンダード年払いの場合。5名分は年払いで月4,000円(月払いは月5,200円)。スターターに加え、勤怠の打刻・申請と承認・アラート、有給の自動付与800円/1ユーザー・月(税抜)
アドバンス年払いの場合。5名分は年払いで月5,500円(月払いは月7,150円)。スタンダードに加え、人事情報の管理、セキュリティ強化、直通電話サポート1,100円/1ユーザー・月(税抜)
無料の試用
あり(期間はページに記載なし)
インボイス制度
対象外
電子帳簿保存法
未確認
補助金の対象
未確認
弥生給与 Next照合
エントリー年契約の月あたり(年20,400円)。給与計算と勤怠管理。Web給与明細・Web年末調整・勤怠は3名まで含む。源泉徴収票は退職者の分だけ作成できる1,700円/月(税抜)
ベーシックライト年契約の月あたり(年36,000円)。エントリーに加えて、年末調整の自動計算と法定調書の作成。含まれる人数はエントリーと同じ3,000円/月(税抜)
ベーシック年契約の月あたり(年55,200円)。社会保険の手続きや入社手続き、電子申請などの労務管理まで。労務管理も3名まで含む。導入・運用支援つき4,600円/月(税抜)
ベーシックプラス年契約の月あたり(年84,000円)。ベーシックに加えて電話サポート、労務とマイナンバーの相談。含まれる人数は各5名7,000円/月(税抜)
追加:Web給与明細・年末調整の配信(1名)200円/1ユーザー・月(税抜)
追加:勤怠管理(1名)300円/1ユーザー・月(税抜)
追加:労務管理(1名)ベーシックとベーシックプラスのみ400円/1ユーザー・月(税抜)
無料の試用
最大2か月(ベーシックプラス相当。電話サポートと相談は対象外)
インボイス制度
対象外
電子帳簿保存法
未確認
補助金の対象
未確認

は、各社の公式の料金ページと照合した日です。料金はその日時点のもので、変わっている場合があります。申し込む前に公式サイトでご確認ください。「対応」は各社の公式サイトの記載によります。「補助金の対象」は、デジタル化・AI導入補助金の対象ツールとして公式サイトに記載があるかどうかです。「未確認」は、照合した時点で確かめられなかった項目です。

ジョブカン(勤怠と給与が別の製品)の料金
プラン料金
ジョブカン勤怠管理照合
無料プラン機能に制限あり0円/1ユーザー・月(税抜)
有料プラン(1機能)出勤管理・シフト管理・休暇と申請の管理・工数管理(工数管理は単独では使えない)から選ぶ。1機能増えるごとに1ユーザー月100円を足し、4機能で月500円。毎月の登録ユーザー数が請求の対象。月額の最低料金は2,000円200円/1ユーザー・月(税抜)
有料プラン(2機能)1機能の200円に100円を足した額(例:出勤管理と休暇・申請管理)。月額の最低料金は2,000円300円/1ユーザー・月(税抜)
無料の試用
30日間
インボイス制度
対象外
電子帳簿保存法
対象外
補助金の対象
未確認
ジョブカン給与計算照合
無料プラン従業員5名まで。年末調整、チャットサポート、ジョブカンシリーズとのAPI連携は使えない。データの保証期間は30日間0円/1ユーザー・月(税抜)
有料プラン従業員数の上限なし。マイナンバー管理、Web給与明細、年末調整を含むすべての機能。月額の最低料金は2,000円。人数は在職中と休職中の従業員で数える(内定者と退職者は含まない)400円/1ユーザー・月(税抜)
無料の試用
30日間
インボイス制度
対象外
電子帳簿保存法
未確認
補助金の対象
未確認
ジョブカン勤怠・給与パック照合
勤怠・給与パック勤怠管理で使う機能の数により1ユーザー月550〜850円。月額の最低料金は4,000円。ジョブカン年末調整も追加料金なし。初期費用・サポート費用は0円550円/1ユーザー・月(税抜)
無料の試用
30日間
インボイス制度
対象外
電子帳簿保存法
未確認
補助金の対象
未確認

は、各社の公式の料金ページと照合した日です。料金はその日時点のもので、変わっている場合があります。申し込む前に公式サイトでご確認ください。「対応」は各社の公式サイトの記載によります。「補助金の対象」は、デジタル化・AI導入補助金の対象ツールとして公式サイトに記載があるかどうかです。「未確認」は、照合した時点で確かめられなかった項目です。

料金を見るときは、次の4点に気をつけます。

  • KING OF TIMEは、1人あたりの料金で、勤怠・人事労務・給与計算・年末調整まで使えます。人事労務や給与計算だけを契約することはできません。最低利用人数はなく、1人から使えます。
  • freee人事労務は5人分の料金から使えます。勤怠の打刻・アラート・有給の自動付与はスタンダード以上です。
  • 弥生給与 Nextは、年契約の基本料金に、Web給与明細や勤怠を使う人数が含まれます。含まれる人数は、ベーシックプラスが各5人、ほかのプランが3人です。超えた分は、機能ごとに1人ずつ料金がかかります。
  • ジョブカンは、勤怠と給与を別々に契約するより、勤怠・給与パックのほうが1人あたりの料金が下がります。どちらの契約にも、月の最低料金があります。

KING OF TIME、弥生給与 Next、ジョブカン勤怠管理は、打刻の専用機器が別料金です。会計や経費まで同じシリーズでそろえた月額は、社員10人の会社の構成例と総額で計算しています。マネーフォワード クラウドの料金も、この記事に載せています。

社員の人数別の選び方と、向かない会社

人数 合う形の目安
5人以下 1人から使えるKING OF TIMEか、勤怠を3人分含む弥生給与 Next。freee人事労務は5人分の料金から。ジョブカン給与計算の無料プランは5人までだが、年末調整とシリーズ内の連携は使えない
6〜20人 KING OF TIME、freee人事労務のスタンダード、弥生給与 Nextのような1つの製品。または、ジョブカンの勤怠・給与パック
21〜50人 打刻の方法、シフト、36協定のアラートを重視して勤怠を選ぶ。給与は同じ製品か、勤怠のデータを取り込める製品にする

迷ったときの決め手は、次の3つです。

  • どこで打刻するか。事務所だけならPCやスマホで足ります。店舗や工場で一斉に打刻するならICカードや顔認証、外回りが多いならGPSを使うスマホの打刻です。
  • 会計ソフトと同じシリーズにするか。給与の仕訳を会計ソフトに渡せるかは、下の表と最後の章で確かめます。
  • 社会保険の手続きまで任せるか。入社・退社などの手続きを電子で出すなら、電子申請ができるプランを選びます。

向かない会社

KING OF TIMEが向かない会社

  • 給与の仕訳を、会計ソフトに自動で渡したい会社。KING OF TIMEの給与の機能ページには、会計ソフトとの連携の記載がありません(この診断室では未確認)。

freee人事労務が向かない会社

  • 勤怠の打刻まで使いたいが、ミニマムかスターターの料金に収めたい会社。勤怠の打刻はスタンダード以上です。

弥生給与 Nextが向かない会社

  • 社会保険の手続きまで電子申請したいが、エントリーかベーシックライトに収めたい会社。電子申請はベーシック以上です。

ジョブカンが向かない会社

  • 1つの契約で、勤怠・給与・労務をすべて済ませたい会社。ジョブカンでは、勤怠管理・給与計算・労務HR(社会保険の電子申請)が別の製品です。

マネーフォワード クラウドが向かない会社

  • 社員4人以上で、スモールビジネスプランに収めたい会社。スモールビジネスプランは各サービス3人までで、4人以上はビジネスプランが必要です。

4つの観点で比べる

この診断室の評価の4つの観点で、違いをまとめます。画面の分かりやすさや、設定にかかる時間は、まだ試していません(未確認)。

会社の規模との合い方

  • KING OF TIME:1人から使え、最低利用人数がない。人数が増えても、1人あたりの料金は同じ。
  • freee人事労務:5人分の料金から。プランで機能が分かれ、勤怠はスタンダード以上。
  • 弥生給与 Next:年契約の基本料金に少ない人数が含まれ、超えた分を足していく形。
  • ジョブカン:勤怠の機能を4つから選んで組み合わせる。給与と労務は別の製品。

料金の総額

  • 総額は、使う人の数 × 1人あたりの料金が基本です。月の最低料金がある製品や、打刻の機器が別料金の製品もあります。
  • KING OF TIMEのように、勤怠と給与が1つの料金に含まれる製品があります。ジョブカンのように、パックにすると1人あたりの料金が下がる製品もあります。

使い始めるまでの手間

  • KING OF TIME:30日間の無料体験がある。初期費用はかからない。
  • ジョブカン:30日間無料で試せる。初期費用とサポート費用はかからない。
  • 弥生給与 Next:最大2か月無料で試せる(電話サポートと相談は対象外)。ベーシック以上は導入・運用の支援がつく。
  • freee人事労務:無料で試せる(期間は料金ページに記載なし)。

どの製品でも、就業規則にある勤務の形(固定時間、シフト、変形労働、フレックスなど)を、最初に設定します。設定にかかる時間は、まだ試していません(未確認)。

法令への対応

勤怠と給与では、労働時間の記録、有給休暇の管理、社会保険の手続きが法令に関わります。製品ごとの対応は、次の2つの表のとおりです。

勤怠でできること
打刻の方法スマホ、ICカード、顔認証など
KING OF TIME対応PC・スマホでの打刻に加え、ICカード・指紋・顔認証(iPad)。専用の機器は別料金公式の記載
freee人事労務一部対応勤怠の打刻はスタンダード以上公式の記載
弥生給与 Next対応パソコン・スマホ・タブレット・ICカード・QRコードなど。全プランで使え、勤怠は3名まで含む(ベーシックプラスは5名)。専用の打刻機は別料金公式の記載
ジョブカン勤怠管理対応PC・スマホ(GPS)・ICカード・指静脈・顔認証(iPad)・LINE/Slack。専用の機器やライセンスは別料金公式の記載
有給休暇の管理休暇の管理と、年5日の取得義務の管理
KING OF TIME対応有給休暇の自動付与と、年5日の取得義務の管理。時間単位・半日単位の取得にも対応公式の記載
freee人事労務一部対応有給の自動付与はスタンダード以上公式の記載
弥生給与 Next対応休暇の管理と、年5日の取得義務に届いていない従業員の一覧(有給の自動付与は機能ページに記載なし)公式の記載
ジョブカン勤怠管理一部対応「休暇・申請管理」の機能を選ぶと、有給の自動付与、年5日の取得日数の自動計算、年次有給休暇管理簿が使える公式の記載
残業時間のアラート残業が多い人や、打刻忘れを知らせる
KING OF TIME対応基準の残業時間を超えた人や、打刻忘れ・欠勤などをアラートで抽出する公式の記載
freee人事労務一部対応勤怠アラートはスタンダード以上公式の記載
弥生給与 Next対応残業時間や遅刻の回数などが設定した値を超えるとアラート。全プラン公式の記載
ジョブカン勤怠管理対応36協定の設定とアラート通知、時間外労働の集計公式の記載
勤怠から給与への連携集計した勤務時間を、給与計算に渡す
KING OF TIME対応同じ料金の中の給与計算に自動で連携する。弥生給与や給与奉行など、ほかの給与ソフト向けにも出力できる公式の記載
freee人事労務一部対応同じ製品の中で勤怠から給与へ。勤怠の機能はスタンダード以上公式の記載
弥生給与 Next対応勤怠のデータを給与計算へ自動で連携する公式の記載
ジョブカン勤怠管理対応ジョブカン給与計算と連携。ほかの給与計算ソフト向けの勤務データも出力できる公式の記載

対応状況は、各社の公式サイトの記載によります(「公式の記載」から元のページを開けます)。対応=すべてのプランでできる、一部対応=一部のプランや条件つき、別製品=同じ会社の別の製品(別料金)でできる、非対応=この製品ではできない、未確認=照合した時点で確かめられなかった項目です。

照合日:KING OF TIME、freee人事労務、弥生給与 Next、ジョブカン勤怠管理

給与と労務でできること
給与計算同じ製品の中で給与まで計算できるか
KING OF TIME対応1人あたり同じ料金で、給与と賞与の計算まで使える。FBデータ(振込データ)も作れる公式の記載
freee人事労務対応全プラン。フレックス・変形労働・裁量労働などの計算はスターター以上公式の記載
弥生給与 Next対応全プラン。フレックス・変形労働・裁量労働にも対応公式の記載
ジョブカン勤怠管理別製品ジョブカン給与計算(勤怠とまとめた「勤怠・給与パック」もある)公式の記載
年末調整申告書の回収から、年税額の計算まで
KING OF TIME対応年末調整の機能(従業員による申告書の作成など)公式の記載
freee人事労務対応全プランで管理者が入力する年末調整。従業員が入力する形と電子申告はスターター以上公式の記載
弥生給与 Next一部対応年税額の自動計算はベーシックライト以上。エントリーはWeb年末調整の申告書まで公式の記載
ジョブカン勤怠管理別製品ジョブカン給与計算またはジョブカン労務HRの契約で、追加料金なしで使える公式の記載
社会保険の電子申請入社・退社などの手続きを、役所に電子で出す
KING OF TIME対応人事労務の機能で、入社手続きからe-Govの電子申請まで公式の記載
freee人事労務一部対応社会保険の電子申請はスターター以上公式の記載
弥生給与 Next一部対応作成した書類の電子申請はベーシック以上公式の記載
ジョブカン勤怠管理別製品ジョブカン労務HR(帳票の電子申請)公式の記載
給与の仕訳の会計ソフトへの連携給与の仕訳を会計ソフトに渡す
KING OF TIME未確認給与の仕訳を会計ソフトへ連携する機能は、給与の機能ページに記載がない公式の記載
freee人事労務対応給与仕訳の会計ソフトへの連携は全プラン公式の記載
弥生給与 Next対応弥生会計 Nextと連携(全プラン)公式の記載
ジョブカン勤怠管理別製品ジョブカン給与計算はジョブカン会計との連携を案内(ほかの会計ソフトとの連携は機能一覧に記載なし)公式の記載

対応状況は、各社の公式サイトの記載によります(「公式の記載」から元のページを開けます)。対応=すべてのプランでできる、一部対応=一部のプランや条件つき、別製品=同じ会社の別の製品(別料金)でできる、非対応=この製品ではできない、未確認=照合した時点で確かめられなかった項目です。

照合日:KING OF TIME、freee人事労務、弥生給与 Next、ジョブカン勤怠管理

勤怠システムを入れたら、残業代は正確になるか

勤怠システムで確実になるのは、労働時間を記録して集計する部分です。残業代が正しくなるかは、その先の設定で決まります。

厚生労働省のガイドラインでは、会社には労働時間を適正に把握する責務があるとしています。始業・終業の時刻は、原則として会社が自ら確かめるか、客観的な記録で確かめます。客観的な記録の例は、タイムカード、ICカード、パソコンの使用時間の記録などです。

自己申告だけで管理している会社は、勤怠システムの打刻に切り替えると、この原則に近づきます。一方で、払う金額は設定しだいです。次の点は、勤怠と給与の両方で設定を確かめます。

  • 割増の率:2023年4月から、中小企業でも、月60時間を超える時間外労働の割増賃金率が50%以上になりました。労働局は、就業規則の変更や給与計算システムの更新が必要な場合があるとしています。
  • 労働時間の制度:変形労働時間制、フレックスタイム制、固定残業代などは、就業規則のとおりに設定します。設定が違うと、集計が合いません。
  • 有給休暇:2019年4月から、会社には年5日の有給休暇を取得させる義務があります。対象は、年10日以上の年次有給休暇が付与される人です。年5日に届いていない人を知らせる機能があると、取り忘れを防げます。

設定が自社の就業規則に合っているかは、顧問の社会保険労務士に確認してください。

会計ソフトと同じシリーズにそろえるべきか

給与の仕訳(給料・社会保険料・源泉所得税など)を、会計ソフトに渡せるかが分かれ目です。

  • freee人事労務は、全プランで給与の仕訳を会計ソフトに連携できます。
  • 弥生給与 Nextは、全プランで弥生会計 Nextと連携できます。
  • マネーフォワード クラウドは、給与計算を確定すると、仕訳の候補がクラウド会計に届きます。会計側で内容を確かめて登録します。
  • KING OF TIMEは、給与の機能ページに会計ソフトとの連携の記載がありません。ジョブカン給与計算は、ジョブカン会計との連携を案内しています(上の表)。

迷ったら、会計と給与は同じシリーズ、勤怠は現場に合うものと考えると決めやすくなります。勤怠の製品が給与ソフト向けの出力に対応していれば、勤怠だけ別の会社の製品でも、月末の転記は増えません。

会計ソフトの選び方は、会計ソフト3社の比較にまとめています。何から始めるかの全体の順番は、社員規模別のバックオフィスDXのロードマップにあります。

出典と確認日

更新履歴

  •  初版